2025年7月16日

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MCA無線サービス終了
免許の有効期間と廃止届の注意点

 
MCA無線のサービス終了が、提供者である一般財団法人移動無線センターから発表されています。

※MCAアドバンスサービスは2027年3月31日(水)、デジタルMCA(mcAccess e)サービスは2029年5月31日(木)で終了します。

 

MCA無線の免許について、下記の方は注意が必要です。

 

  • ● サービス終了前にMCA無線の利用を終了される方
  • ● 有効期限が令和9年(2027年)3月31日以降の日付の免許をお持ちの
     MCAアドバンスユーザーの方
  • ● 有効期限が令和11年(2029年)5月31日以降の免許をお持ちの
     デジタルMCAユーザーの方

 

MCA無線をやめる時、またはサービス終了後の免許手続きは?

 

MCA無線を利用する際は、総務省の無線局免許が必要です。
免許申請は一般的に無線機販売店に委任状を渡して申請手続きを代行・サポートしてもらい、免許取得後は毎年、応当日(=毎年の免許を取得した日と同じ月日)から30日以内に、1年分の電波利用料を納付する必要が生じます。

 

MCA無線の使用をやめる際は、MCA無線を提供している一般財団法人移動無線センター(あるいは代理店)に連絡・手続きをする以外に、次の電波利用料の応当日までに、無線局の廃止手続きをして、電波利用料の支払いを停止する必要があります。

 

電波利用料は無線局の免許が有効な間は支払いが必要であるため、うっかり廃止手続きを忘れてしまうと、MCA無線をもう使っていなくても、電波利用料の納付書類が送られてきてしまいます

 

 

MCA無線局の廃止手続き方法

 

MCA無線局の廃止手続きについてご説明いたします。

 

1.総務省のWebサイト「電波利用ポータル」の「無線局免許手続様式」ページ
  アクセスしてください
2.ページ内上部の「ご利用上の注意点」をご確認ください。
3.「無線局等の廃止届」欄の「1.無線局の廃止届出書」の様式をダウンロードし、
  必要事項をご記入ください。

  ※MCA無線の廃止届は、“特定無線局”ではなく一般的な“無線局”の廃止届です。

無線局等の廃止届

※上記キャプチャー画像は、総務省「電波利用ポータル」より

 

4.ご記入済みの廃止届を管轄の総合通信局に提出します。

各総合通信局の管轄は下記リンク先をご確認ください。
「電波利用ポータル」総合通信局等の管轄地域と所在地(お問い合わせ先)

 

提出方法は、郵送、窓口への直接持参、オンラインでの電子申請のいずれかです。

電子申請の場合は、総務省のWebサイト「電波利用電子申請」から申請が可能です。

 

 

MCA無線の再免許手続きについて

 

MCA無線をサービス終了までお使いになる予定の方に向け、再免許についてもご説明いたします。

 

◆デジタルMCA
新たな周波数割当計画の制定(令和7年1月1日施行予定)に伴い、再免許の有効期限はデジタルMCA無線のサービス終了日の「令和11年(2029年)5月31日まで」となります。

 

◆MCAアドバンス
MCAアドバンスの周波数は、周波数割当計画等法令に定めがないため、「希望する免許の有効期間」欄に記載がなければ、免許の有効期間が5年間になります。
このため、2027年3月31日のサービス終了後も免許が残り、廃止届を提出しないと電波利用料が発生し続ける可能性があります。

 

これを避けるために、今後MCAアドバンスの再免許を希望する場合は、「希望する免許の有効期間」欄に「令和9年3月31日まで」と明記するようにしましょう。

 

※当サイトのコラム「【2027年3月末終了】MCAアドバンスの終了
 ~その背景と代替機確保の重要性を解説~
」でも述べた通り、
 MCA無線をサービス終了ぎりぎりまで使用することは、サポートの面で不安があります。

 

一般的に終了予定のサービスには新規の設備投資や改善は期待できませんので、早めに別の災害時用通信手段への切り替えをお勧めします。

 

多くの自治体様、企業・団体様に選ばれ、能登半島地震被災地でもご利用いただいた、テレネットの防災機能ワンパッケージ無線機「ハザードトーク」は、現在お得な乗り換えキャンペーン実施中です。ぜひ、ご検討ください。

 

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MCA無線から切り替える、災害時用通信手段の選択

 

MCA無線のサービス終了は、災害時用通信手段見直しの機会でもあります。
MCA無線のデメリットを解消し、より役立つ製品をぜひご選択ください。

 

デジタルMCAは、屋内やビル陰などで通信が繋がりづらいデメリットがありました。また、MCAアドバンスは、ドコモ閉域網と冗長化していましたが、ドコモ網寸断時はやはり屋内での通信は難しくなってしまいます。

 

いずれも専用アンテナを設置することで、MCA無線の屋内での通信を可能にすることはできますが、有線で配線されるため通信を行える位置が固定され、屋内を移動しながらの通話は難しくなります。

 

また、MCAアドバンスでは、写真や動画の共有が可能ですが、端末と管理画面間のみの共有となり、端末間での共有ができません。また、管理画面の閲覧には、専用のPCが必要です。

 

それと比較し、ハザードトークは、NTTドコモの法人専用データ帯域とソフトバンクのデュアルSIMで通信を冗長化できるため、屋内で移動しながらの通信もスムーズです。

 

その上、オプションの4キャリア自動切換えモバイルルーター「N3アクセス」(月額基本料0円)を併用すれば、NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの大手4キャリアの中から、その時・その場で最も電波状況の良いキャリアに繋げることも可能です。

 

またハザードトークは、写真・動画を簡単に共有でき、Googleマップに自動でプロットされた位置情報も同時に共有できます。ハザードトークでは、端末間でもリアルタイムに共有ができるため、各現場間の情報共有や連携が図れます。

管理画面も専用PCは不要で、いつもお使いのPCから、各現場状況を迅速に把握することができ、対応の優先順位付けに役立ちます。

 

ハザードトークは災害に特化して開発された多機能端末なので、他にも

●エリアメールよりも早く、現在地に即した地震・津波・気象警報の情報が得られる
「DEWS(デュース)」
●地震速報と連動し、自動でメッセージ配信が可能な安否確認システム「スイフトメール」

 

など、災害時に役立つ多くの機能がお使いいただけます。

 
 

【MCAと比較してハザードトークをご選択いただいたお客様事例】

一例をご紹介いたします。その他多くのお客様にご選択いただいています。

 

大阪市 岸和田市危機管理課様:「デュアルSIMと写真動画共有で危機管理が万全に」

岡山県 総社市危機管理室様:
 「災害対策本部の要望に応えたハザードトーク。山間部でも繋がりやすい通信機能」

富士山静岡空港株式会社様:
 「広範囲で使用できる、外部通話、写真動画共有等の機能面で選択」

 

実際の使用感をお試しいただけるよう、デモ機の貸し出しも行っております。
ぜひ、実機で通話品質や機能をご確認ください。

 

 

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まとめ

以下に該当する方は、MCA無線の利用を終了した後も電波利用料が発生しないよう、忘れずに廃止手続きを行いましょう。

 

  • ● サービス終了前にMCA無線の利用を終了される方
  • ● 有効期限が令和9年(2027年)3月31日以降の日付の免許をお持ちの
     MCAアドバンスユーザーの方
  • ● 有効期限が令和11年(2029年)5月31日以降の免許をお持ちの
     デジタルMCAユーザーの方

 

また、MCA無線をサービス終了まで使用することは、サポート面からあまりお勧めできません。

 

この機会に、ぜひ防災機能ワンパッケージ無線機「ハザードトーク」へのお乗り換えをご検討ください。只今お得な「乗り換えキャンペーン」も実施中です。

 

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