2019年5月20日

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大地震発生時における東京の交通規制について

 

 

 

東京で震度6弱以上の地震が発生した場合、人命救助や消火活動などを円滑に行うために各種交通規制が実施されます。

 


たとえば、環状7号線より内側への車両の乗り入れは禁止となり、入ることができなくなります(環七を迂回路とする通行は可)。

 


もし、環状7号線より内側を走行している場合は、道路をあけるため道路外の場所にできるだけ移動する必要があります。また、次の7路線は「緊急自動車専用路」となり、一般車の通行が禁止されます。

 


1.国道4号(日光街道ほか)、
2.国道17号(中山道・白山通りほか)
3.国道20号(甲州街道ほか)
4.国道246号(青山通り・玉川通り)
5.目白通り
6.外堀通り
7.高速自動車国道・首都高速道路等

 


電車も運休していることを想定すると環状7号線内側にある本社に戻るには徒歩しかなく、相当な時間を要することになります。

 

警視庁が平成26年11月〜12月に都内全域で実施したアンケートによると、このような交通規制が実施されることを知っている人は、「知っている」と「ある程度知っている」を合わせて62.9%となっております。

 

しかし、具体的にどの道路が、どのように規制されるか正確に把握している人はもっと少ないのではないかと思われます。被災状況に応じて実施される二次規制の予定路線(38路線 ※1)を含めると、なおさら「分からない」という人が増えるのではないでしょうか。

 

上記のアンケートによると、通勤に自家用車を利用している人は9.2%であるとのこと、普段、車をよく運転する人は今一度、警視庁のHPなどで確認しておいた方が良いかもしれません。

 


特に千代田区、中央区、港区にお勤めの方は、地震発生時(平日の午後3時ごろを想定)の所在地について85%の人が「職場」と回答しているため、交通規制を前提とした避難計画を立てておく必要があります。

 

実際には「動かない」「動けない」ことを前提として、どのように家族や仕事関係者と連絡を取り合うかなど、BCP計画も含め準備をしておく必要があるといえます。

 

※1 二次規制の予定路線
第一京浜
第二京浜
中原街道
目黒通り
青梅・新青梅街道
川越街道
北本通り
水戸街道
京葉道路
蔵前橋通り
中央南北線
東八道路
五日市街道
井の頭通り
三鷹通り
小金井街道
府中街道
芋窪街道
三ツ木八王子線
志木街道
新奥多摩街道
吉野街道
滝山街道
町田街道
北野街道
川崎街道
多摩ニュータウン通り
小作北通り
鎌倉街道
大和バイパス
八王子武蔵村山線

 

上記の規制の他、道路の渋滞や火災発生などで災害時は通行が困難になること、普通の携帯電話では通話規制になることを想定し本社や各拠点には災害用無線機ハザードトークの用意をおすすめします。

 

■参照
警視庁HP「大震災発生時における交通行動等の調査結果」

 

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