2020年10月21日
津波避難タワー(ビル)とは?
津波避難タワー(ビル)とは、津波発生時に垂直避難(高いところに逃げる)を行うために設置された建造物です。全国に15,330棟存在します(平成30年8月時点)。
今後30年以内に発生する確率が70〜80%といわれ、想定死者数が32万人以上に達するとされる南海トラフ巨大地震。その地震によってもたらされる3m以上の津波が10都県71市区町村に26%以上の確率で到達すると、政府の地震調査委員会が公表しています。
ちなみに3m以上の津波は木造家屋が全壊する高さとされており、膝より低い30cmほどの高さでも、横から押し寄せるエネルギーによって高齢者やけが人は身動きがとれなくなり、流される危険性が高まるとされています。2011年の東日本大震災で亡くなられた方の90%以上が津波による水死とされています。
そのような甚大な被害を少しでも減らすために、南海トラフ地震防災対策推進地域である太平洋沿岸の自治体を中心に津波避難タワー(ビル)が整備されています。
ひとくちメモ
内閣府(防災担当)津波避難ビル等に係わる事例集より引用
内閣府の「津波避難ビル等に係わる事例集」でも紹介されている、静岡県磐田市様の津波避難タワーには弊社の「ハザードプロ」が導入されております。それにより「緊急地震速報」や「津波情報」に連動して扉を自動的に解錠する仕組みとなっています。
これによりタワーの鍵が見当たらない時でも「行けば誰でも避難可能」な状態にすることができます。全国の沿岸部には津波避難ビルやタワーが建設されていますが、入口を開ける方法を複数持っていることが、万一の際の混乱を防ぎ、救命に繋がります。物理的な鍵を用意するだけでなく、ハザードプロと連動しておくことで、より確実な避難を実現します。
【静岡県磐田市 津波避難タワー】
住所:磐田市豊浜4127-43
収容人数:約330人
設備備蓄品:簡易トイレ・毛布・非常食・飲料水など330人分
延床面積:317.03平方メートル
1階 31.84平方メートル
2階 255.37平方メートル
屋上 29.82平方メートル
【ハザードプロ設置工事費】
概ね30万円程度~ ご利用料5,000円/月
多拠点への整備が必要な場合は、配信料がオトクな「多配信プラン」もご利用頂けます。
多配信プラン利用料50,000円/月(上限300ヶ所=1拠点あたり最安で概算170円/拠点)