2018年5月1日

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PLUM法による緊急地震速報の改善

2018年3月22日より開始されているPLUM法ですが、

災害対策関係者の方であれば、ご存知のかたも多いと思いますが、

まだまだ認知度が低いため、改めてコラムとして記載を致します。

 

■PLUM法の特徴

PLUM法(※)は、巨大地震が発生した際でも精度良く震度が求められる新しい予想手法であり、震源や規模の推定は行わず、地震計で観測された揺れの強さから直接震度を予想します。

「予想地点の付近の地震計で強い揺れが観測されたら、その予想地点でも同じように強く揺れる」という考えに従った予想手法であり、予想してから揺れがくるまでの時間的猶予は短時間となりますが、広い震源域を持つ巨大地震であっても精度良く震度を予想することができます。

 

 

■PLUM法による緊急地震速報の改善

  • 平成23年東日本大震災(東北地方太平洋沖地震) 

2011年当時、従来手法は震源域の広がりに対応できなかったために、関東地方の強い揺れが予想できませんでした。

(図中黒円内)。
2018年3月22日から開始のPLUM法により揺れの広がりそのものから揺れを予想するため、震源から離れた関東地方の強い揺れも予想できるようになりました。

 

■気象庁の震度予想手法

気象庁の緊急地震速報では、従来の手法とPLUM法の両手法での予想震度を比較(両手法をハイブリッド)して、大きい方の予想を基に発表します。

 

 

 

最後に…

もちろん、弊社取扱い製品のハザードトーク、ハザードプロはPLUM法に対応しております。

 

 

 

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